御 詠 歌 |
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札番 |
寺 名 |
御 詠 歌 |
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０１ |
岩屋寺 |
忘るなよ かろき我が身は くちぬとも おもき岩屋の 深き誓いを |
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０２ |
奥の院 |
名も高き 深きみ山の 奥之院 ふだらくせんの 景色なるらん |
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０３ |
正衆寺 |
願えただ この世のことは ともかくも やがて尾張の 高野初神 |
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０４ |
影向寺 |
かぞうとも りやくはつきじ 我ひとの 中洲の浜の いさごなるらん |
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０５ |
極楽寺 |
あらとうと ちかいの海の 深ければ うらやましくも 須佐の浦びと |
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０６ |
神護寺 |
まいるより 仏も我も 師崎の よよのちぎりの 楽もしのみや |
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０７ |
法華寺 |
来てみれば 柳にながき 命もや ちたびももたび 参りくらさん |
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０８ |
影現寺 |
時しらぬ 利益はいつも 有明の 月の光の いたらぬはなし |
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０９ |
持宝院 |
つくづくと 思えばうれし 馬場村の 寺に参れば 浮かむ我が身を |
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１０ |
来應寺 |
罪びとや 慈悲のみのりに 大谷の 清水にそそぐ ここちこそすれ |
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１１ |
安楽寺 |
もとよりも ちすいかふうの 苅屋村 さながらのりの おしへなりけり |
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１２ |
高讃寺 |
守りたも 朝夕ならで 頼むみは あのくぼだいの ためにありける |
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１３ |
洞雲寺 |
ちはやふる ねひ観音の ちからにや いしょく垂水の 住吉の松 |
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１４ |
大善院 |
たちかえり たれかみざらん 常滑の みのりのにわの 松の景色を |
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１５ |
中之坊寺 |
ふきはらい つくりし罪は おもくとも いしぜの山の みねの松風 |
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１６ |
三光院 |
きくやいに 高き石山 みなひとの 小倉の里の いりあいの鐘 |
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１７ |
慈光寺 |
罪深き 実りの月に 大草の 山のはごとに かかる薄雲 |
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１８ |
大智院 |
みわたせば 沖つ白波 我れ人も 粕谷のもりの 夕暮れの空 |
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１９ |
慈雲寺 |
みわひとつ のりの岡田の むらしぐれ はれまなきよの わが心かな |
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２０ |
栖光院 |
にごりえに 清き光や 寺本の 誓いの舟の あるにまかせて |
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２１ |
観福寺 |
福聚海 無量やてらす 木田のさと 人の心の 清き流れを |
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２２ |
玄猷寺 |
慈悲の雲 たなびき渡る 姫島の さとのあなたに 照らす月影 |
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２３ |
清水寺 |
清水なる ふもんじげんの つきのには さながら弥陀の 浄土なりけり |
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２４ |
観音寺 |
のちのよに 心をかけの 観音寺 この世の果ては とにもかくにも |
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２５ |
圓通寺 |
この山に 心をかけし 人はまた じんつうじざい みとぞなるべき |
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２６ |
長寿寺 |
大高や 鷲頭のみねの 白雲は 慈悲ある人の 袖にかかれる |
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２７ |
普門寺 |
すくわんと 横根もやしな 観世音 誓いやかたき 石丸の里 |
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２８ |
常福寺 |
半月の 光のどけき 春の日に あふはさながら 悟りなりけり |
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２９ |
傳宗院 |
いさぎよき たへぬ小川の 流れこそ けがさじものよ 末の末まで |
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３０ |
観音寺 |
いくとせも 生路の寺の 庭のこけ さながらるりの 光なりけり |
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３１ |
安楽寺 |
きくからに 谷のひびきや のりのこえ いかなる人の ここに板山 |
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３２ |
光照寺 |
昔より 流れも清き 乙川の 末の孫子も なおやあがめん |
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３３ |
観音寺 |
いにしえの そなえのいろを 樫木田に いまや高岡 山の端の月 |